イイダです。
VEGAS 19シリーズの
共通の新機能である、
『シーン検出』についてお話しします。
この機能は、
動画素材の中を調べて、
シーンの変化を自動的に探し出す機能です。
解りやすい例でお話しします。
撮影しに出掛けました。
自分の子供のクラスだけで無く、
他のクラスも撮影しようと考えたので、
カメラを三脚にのせて、
最初から最後まで、
録画しっぱなしで撮影しました。
編集するときは、
VEGASの編集画面で、
発表クラスごとの境目を探しますね。
これを自動で行ってくれるという、
「孫の手」のような機能です。
『シーン検出』機能は、
2つの方法が用意されています。
今回は1つ目のシーン検出をお話しします。
シーン検出をしたい材料の上で、
クリックしてから右クリックします。
表示されたメニューから、
「シーンの検出と分割」を
クリックします。
すると、
分析が始まります。
サンプルに用いている動画は、
尺が19分30秒のものです。
ピアノがおいてある、
こぢんまりとした飲み屋さんで、
三脚を据えて撮りっぱなしという撮影です。
動画の中身は、
トークと歌唱が繰り返されています。
そろそろ分析が終わります。
ここでお話ししている、
一つ目の「シーン検出」は、
分析が終わると自動的に、
シーンの境目に対して分割が行われます。
作業前の状態が下図です。
分析が終わって、
自動的に分割が行われた状態が下図です。
場面転換の度合いや、
明るさの明暗などで、
シーンの境目を検出しているようです。
今回お話しした、
一つ目のシーン検出である、
右クリックからの『シーンの検出と分割』は、
全てを自動で行ってしまうので、
シーンの境目を拾わなかったり、
逆に繋がっているシーンなのに、
分割してしまったりします。
ここで扱ったサンプル映像の中身は
以下の8つの塊でした。
分割されている箇所が足りません。
AIを使った分析ですが、
全てが完全というわけには行かないようです。
はっきりと分かる映像とかであれば、
かなり正確に出来ると思います。
友人からプレゼントされた、
自主制作のDVDを、
mpegにリッピングしたものとか、
自主制作のBDから、
映像データをリッピングしたもの等は、
この一つ目の『シーン分析と分割』で、
事足りるのではないかと思います。
しかしながら、
今回お話しした
『シーン分析と分割』では、
分析が甘いな~と感じたときに、
分析精度を後から調整できないのが難点です。
そこで、
一度分析をした後で、
自動的に分割してしまうのでは無くて、
分析精度を自分で調整できると言う、
『シーン分割』があるのです。
これが二つ目の『シーン分析』です。
これについては、
次の機会に記しますね。
お手元にVEGAS 19がある方は、
試してみて下さい。
面白いと思います。
今回はここまでとします。
お疲れ様でした。
山梨のイイダ拝
VEGAS Proのソースネクスト公式の講師の「山梨の飯田」こと飯田和佳と申します。
約15年に渡ってソニーブランドの頃からVEGAS Proでの動画編集の講師に携わっております。
お気軽にご相談ください。もちろん内容によっては有料ですが。。。
ご興味ある方はパーソナルレッスンもご好評いただいておりますので
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